逃げた大型の鳥エミュー 山中で捕獲 群馬
群馬県高崎市で一般の人が飼育していた体長1メートル60センチほどの大型の鳥「エミュー」が逃げ出していたことが分かり、警察などが捜索した結果、25日夕方、山の中で捕獲されました。
捕獲されたのは、ダチョウに似たオーストラリア原産の大型の鳥「エミュー」で、体長が1メートル60センチほどもあります。
今月22日以降、高崎市などで「エミュー」を見たという通報が相次いで警察に寄せられたことから、警察などが捜索を続けていました。
その結果、25日午後4時ごろ高崎市寺尾町の山の斜面でエミューを見つけ警察官らが捕獲しました。警察などによりますと、逃げ出したエミューは高崎市の会社経営の男性が会社の敷地で飼育していて、この会社の関係者は「エミューを別の場所に運ぶためトラックに乗せようとした際に逃げ出した」と話しているということです。
エミューは時速50キロほどで走ることができますが、捜索に協力した動物園の担当者は「疲れているようだったので捕まえることができた」と話しています。
環境省によりますと、個人で飼育する場合、行政などへの届け出は特に必要ないということで、捕獲されたエミューは飼い主の元に返されました。
エミューは時速50キロで走る
「エミュー」はオーストラリア原産の鳥で、体長が1メートル60センチから70センチほどあり、時速50キロほどで走ることができます。植物や果物などを好んで食べるということです。
北海道網走市で、およそ1000羽のエミューを飼育している牧場の「オホーツクエミューらんど」によりますと、エミューは、非常におとなしい性格で、人に危害を加えることはめったに無いということです。しかし、大きな音に敏感で、驚いてその場から走って逃げ出すこともあり、このとき足で蹴られると大けがにつながる可能性があるということです。
そーす http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151125/k10010319281000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151125/K10010319281_1511251821_1511251822_01_03.jpg