福岡県久留米市教育委員会は23日、市立北野中で22日夜に教員の喫煙に起因するとみられるぼやがあったと発表した。
市教委は10年前から市内の学校敷地内を全面禁煙としているが、
同中では校長(58)と教頭(52)を含め計4人の教員が常習的に喫煙していた。
市教委によると22日午後8時25分ごろ、校舎2階の男性教員用更衣室でぼやがあり、ごみ箱とモップ、壁の一部を焼いた。
火災報知機で気付いた残業中の教員3人が消火し、けが人はなかった。警察と消防の調べで、ごみ箱のたばこの吸い殻が火元と判明した。
同校によると、更衣室では出火直前の22日夕方に教頭と50代の教員が喫煙。空き缶に吸い殻を入れており、それを管理人がごみ箱に入れ出火したらしい。
市教委の今月の調査では、66の市立学校のうち15校で教員が校内喫煙をしており、同中の校長ら4人も含まれていた。市教委は改めて改善を指導しているところだった。
同校の大熊彰校長は取材に対し「ルールは知っていたが認識が甘かった。火事を知ってから禁煙した。他の3人にも指導する」と陳謝。
市教委の窪田俊哉教育部長は記者会見で「言語道断。厳しく対処したい」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151023-00000072-mai-soci