本能に逆らえとは仏陀はいわない
修行するために必要なだけは食え、寝ろ
暑さ寒さを防ぐのに十分な服は着ろ
ただしそれを喜ぶな、限度を知れと言う
ちなみにラカンはこう言った
「本能 need から need を満たせという demand が生まれるが
demand は愛をも同時に求めてしまう。need が満たされても愛への demand が残る
『欲望 desire とは満足を欲しがることでもなく、愛への demand でもなく、この二つの差分である』
(子孫を残せという本能からムラムラが生じ一発ヤれば本能は収まるがそれでは愛は満たされない
その満たされなさが欲望である、と言ってる(はず)
仏陀は desire を捨てよ、それは永遠に満たされないのだからと言ってるわけよ
本能に逆らうことは苦しい。苦から逃れるために出家したのに自ら苦しみにいくのは本末転倒