http://www.nikkei.com/content/pic/20150728/96958A9F889DEAEBE5EBE2E3E1E2E0E5E2E5E0E2E3E7E2E2E2E2E2E2-DSXZZO8979019027072015000000-PB1-2.jpg
JR気仙沼駅構内で発車を待つ気仙沼線BRT(バス高速輸送システム)のバス。2015年1月撮影(写真:日経コンストラクション)
東日本旅客鉄道(JR東日本)は2015年7月24日、大船渡線と気仙沼線のうち東日本大震災で被災した区間に
ついて、鉄道による復旧を断念し、「仮復旧」としていたBRT(バス高速輸送システム)の運行を継続する考えを表明した。
復旧費用が1100億円にも上り、黒字会社のJR東日本では国からの財政支援が見込めないことなどが理由だ。
鉄道の復旧を望んでいた地元では当初、BRTによる仮復旧がいずれ「本復旧」にされてしまうのではないかと懸念する
声が出ていたが、それが現実となる見通しだ。一方、JR東日本が提案したBRTによる仮復旧を地元自治体が拒否した
JR山田線では、鉄道で復旧することが2015年2月に決まっている。
JR東日本が震災後にBRTで仮復旧したのは、太平洋沿岸を走る大船渡線の気仙沼─盛間(延長43.7km)と
気仙沼線の柳津(やないづ)─気仙沼間(55.3km)。
http://www.nikkei.com/content/pic/20150728/96958A9F889DEAEBE5EBE2E3E1E2E0E5E2E5E0E2E3E7E2E2E2E2E2E2-DSXZZO8979023027072015000000-PB1-2.jpg
延長は営業キロ。JR気仙沼線の柳津(やないづ)以南は列車とBRTの両方が運行中だ。岩手県の資料に日経コンストラクションが加筆
(以下略)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO89790130X20C15A7000000/