研究メンバーは「うつ病では楽しかったことも楽しかったと思えなくなるが、回復するとそうした体験も
思い出せることから、発病している間は楽しい記憶を楽しいものとして想起できなくなっている可能性がある。
本成果は、ポジティヴな体験の記憶痕跡を刺激することで、ストレスから生じるうつ様行動が回復することを示した
画期的な研究。すぐに人に応用できるものではないが、記憶という最も研究の進んだ精神機能を手がかりに、
うつ病という複雑な精神 現象に取り組むことができる可能性を示す重要な知見だ」とコメントしている。
なお、この内容は「Nature」に掲載された。
論文タイトルは、 「Activating positive memory engrams suppresses depression-like behavior」。
http://www.zaikei.co.jp/sp/article/20150619/255088.html