米新車品質調査、日本車が初めて平均下回る 韓国勢躍進
[デトロイト 17日 ロイター] - 米調査会社JDパワーが17日発表した米新車品質ランキングで韓国車の評価が大幅に改善した。日本車の評価は29年前の調査開始以来初めて業界平均を下回った。
100台当たりの不具合指摘件数は、業界平均で3%改善し112件。
韓国系ブランドは90件で首位。欧州系ブランドの113件を大きく引き離した。日系ブランド、米国系ブランドはともに114件だった。
JDパワーのバイスプレジデント、レネ・ステファンズ氏は「品質をめぐる状況が大きく変化した」と指摘。「これまで日系ブランドは車両品質で金字塔的な存在とされていた。日系メーカーも改善が続いているが、特に韓国メーカーは改善のペースが著しく加速している」と述べた。
ブランド別では、ポルシェが80件で首位。2位は起亜自動車(000270.KS: 株価, 企業情報, レポート)(86件)、3位はジャガー(93件)、4位は現代自動車(005380.KS: 株価, 企業情報, レポート)(95件)、5位は日産(7201.T: 株価, ニュース, レポート)のインフィニティ(97件)だった。
起亜は調査開始以来初めて、ノンプレミアム系ブランドのトップとなった。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0OY03I20150618/