たくさん()どころか権威でも劣ってるんだけど
衆院憲法審査会(6月4日)での参考人「違憲」陳述の骨子
◆長谷部恭男・早大教授
「集団的自衛権の行使容認は、従来の政府見解の論理の枠では説明できないし、法的安定性も大きく揺るがす。どこまでの武力行使が許容されるのか、意味内容がはっきりしていない。他国への攻撃に対して武力を行使するのは、自衛ではなく他衛だ」
◆小林節・慶大名誉教授
「集団的自衛権は仲間の国を助けるため、海外に出て武力行使するのだから、違憲だ。ペルシャ湾のホルムズ海峡に敷設された機雷の除去や、邦人を乗せて避難してくる他国艦船への攻撃の排除は、個別的自衛権で説明がつく」
◆笹田栄司・早大教授
「内閣法制局と自民党政権が作り上げてきた従来の安保法制はガラス細工のようだが、ギリギリここまでのものと考えていた。今度の法案はそこを踏み越えてしまった。昨年7月の憲法解釈の閣議決定の時から、読めば読むほど理解がすっきりしない」