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ソフトやネットワークの力を最大限に生かしきる「自動運転」技術や、車内をネットワークでつなぐ次世代の情報サービス――。これ
からの自動車産業に必要とされているのも「ソフト力」と「ネットワーク力」にほかならない。ここに気付けずシフト転換を果たせなければ、
自動車産業もまた、電機と同じ道を歩みかねない。後に生かせなかった過去の遺産として、日本メーカーの車が記念館の展示物に
なるかもしれない。
カシオでは現在、時計事業部とは別のプロジェクトチームが既存の腕時計とは異なる新しい「リストデバイス」を開発中で2016年
1月にお披露目予定という。カシオが繰り出す新製品が、自動車を含む日本企業全体の "指針"となることを願う。