40年前の「スマートウォッチ」に欠けていたもの 大学生のレポートみたいな記事 #1

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/06/11(木) 00:51:49.71 ID:MwzonoqP

カシオの展示会で見た日本企業の弱さ
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20150609/284054/
(前略)
 ここで6月10日から7月24日までの間、カシオの歴代「多機能時計」の特別展示会を開催している。多機能時計と言えば、ここ
最近ウェアラブル端末の「スマートウォッチ」が話題を呼んでいる。米アップルやソニー、韓国サムスン電子などが次々と製品を投入
するなか、時計メーカー側もこの動きに黙ってはいられない。デジタル時計に強いカシオにとっての多機能時計とは何か。さっそく特別展
に足を運んでみた。
ずらり並んだ懐かしの高機能時計
 特別展示室には、見慣れないデザインの腕時計がずらりと並んでいた。最も古いのは、約40年前の1974年。同じく取材に来ていた
ベテラン記者は「あぁ~懐かしいなぁ」と手に取り何度も感嘆の声を挙げていたが、筆者にとっては初めてみる時計ばかりだ。
(中略)
カシオに足りなかったもの
 1980年代には既にタッチパネルの原型となる技術もあったし、脈拍や体脂肪を測定できるセンサー技術もあった。腕に装着できる
わずかな大きさの中に、カメラ機能を搭載することもできた。それこそ、スマートフォンを生み出す要素技術は数十年以上も前から持ち
合わせており、カシオが電機業界の先駆者となってもおかしくはなかった。
 しかし、実際にスマホ市場を作り上げたのはアップルで、ウェアラブル端末としてスマートウォッチにスポットが当たったのもここ最近。
「時代が追い付いてきた」と言えばそれまでだが、技術力はあるのに「時代を作ることができない」のは、カシオに限らず日本企業全体に
言える弱さではないか。
 「これだけの技術があるのに、なんというか、惜しい!と思ってしまうんですけど。それこそ、iPhoneが御社から出てきてもおかしくは
なかったのでは」
 なんともひねくれた性格だと思いながらも、そんな疑問を増田事業部長にぶつけてみた。
 「確かに、それ(技術の生かし方)はうちに限らず日本企業全体の課題ですよね。アップルがすごかったのは、スマホの技術そのもの
と言うより、(音楽配信サービスの)iTunesストアなどのクラウドサービスも含めた経済圏を作りだしたこと」。
 カシオなど日本の電機各社に欠けていたのは、要素技術を活かしきる「ソフトウエア」と、機器をつないでより大がかりな生態系を
築く「ネットワーク力」だったのだ。

自動車業界も対岸の火事ではない
 実際に、展示会に並んでいる過去の名作たちは、どれも技術的には「すごい」とうならせるが、記者をはじめ現在の世界中の
ユーザーが「欲しい」と思う製品ではなかったように見える。展示されていたデジカメや音楽プレーヤーなどの機能は、スマホに搭載された
のち、画像編集や音楽配信などのソフトの力で大きな付加価値を生み出した。スマホによって生まれたSNS新市場も、世界中の
膨大な数のユーザーが端末を手にし、機器がつながったからこそ大きな価値を生み出した。
 携帯音楽プレーヤーから、携帯電話、そして腕時計へ。アップルを中心とする世界のIT各社は強みであるソフトとネットワークの力を
武器に日本勢が得意とした製品領域に次々と切り込んでいる。そんな米ハイテク大手が触手を伸ばしているのは電機分野だけでは
ない。日本勢の牙城ともいえる自動車産業にもその波は押し寄せている。
 ソフトやネットワークの力を最大限に生かしきる「自動運転」技術や、車内をネットワークでつなぐ次世代の情報サービス――。これ
からの自動車産業に必

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