SIMロック解除義務化のルール NTTドコモ編
2015年06月09日更新
まずはSIMロック解除手続き開始可能日。これまでは買ったその日に解除が可能でした。
一括購入でも分割購入でも、手数料さえ払えば手続きができたのです。
しかし今回の改正により、購入後6カ月間はSIMロック解除ができず、ユーザは申請を待たなくてはいけません。
ドコモ側は理由について「不正利用防止のため」と説明しています。
端末代金の支払いを踏み倒しSIMロック解除して他で使われたらたまったもんじゃない、
ということなのでしょうが、きちんと使っているユーザや一括購入するユーザにしてみれば、
6カ月のバリア期間はこのうえなく不便。
たとえば海外渡航時の、現地の安いSIMカードを挿しての利用がそうです。
SIMロック解除が必須なため、機種購入から6カ月以内に海外に行く場合は、
SIMカードそのままでローミングして高いお値段を払うか、
別途SIMフリー機種を用意する必要があるでしょう。
また、受け付けに関しても「機種契約者本人のみ」に変更となりました。
従来は中古スマホを購入しても、ドコモショップへ持ち込めば手数料を払って
SIMロック解除が可能でした。しかし新ルールではこれがアウト。
契約者本人以外は受け付けられないようになっています。
更に、解約したスマホは3カ月以内に手続きを取らないと契約者本人もSIMロック解除ができなくなります。
こうして細かく見ていくと、新しい制限がたくさんできて利便性が
損なわれているのではと感じてしまいます。これでは本末転倒ですね。
http://sim.oshiete.goo.ne.jp/colum/2015060901/