木造の銭湯として都内最古級とされる「月の湯」(文京区目白台)が31日、老朽化や利用客の減少などを理由に、約90年の歴史に幕を閉じる。寺社などに見られる「唐破風(からはふ)」の波打つ屋根、富士山のペンキ絵など、昭和の風情がファンを魅了してきた。営業終了が近づき、常連客らが湯に浸かって別れを惜しんでいる。(植木裕香子)
◆空襲から逃れ
オーナーの山田義雄さん(70)によると、建物は昭和2年に建てられ、山田さんの父が8年に所有者から買い取って銭湯を始めたという。
吹き抜けの脱衣所に、使い込まれた藤の籠。アメ色になった木製の番台、手書きの看板。大浴場には、鮮やかな富士山のペンキ絵。コイをあしらった壁タイル。建物全体に昭和のレトロ感があふれている。
以下はソースで
http://www.sankei.com/region/news/150530/rgn1505300088-n1.html