ETC“非”搭載車の値上げ検討…ネットで侃々諤々の大論争
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非搭載車の高速料金値上げへ
■国土交通省が値上げする方向で検討中
国土交通省が、首都圏の高速道路で自動料金収受システム(ETC)を搭載せずに通行する自動車について、
平成28年度にも通行料金を値上げする方向で検討を進めていることが分かった。
■ETC非搭載車はETC搭載車と比べ料金徴収コストが5倍
ETC非搭載車はETC搭載車と比べ、料金徴収コストが5倍に上っており、受益者負担の観点から見直す。
ETCのさらなる定着とともに、詳細な渋滞情報を提供できる新システム「ETC2.0」の普及も促す狙いだ。
■すでに、各地の高速道路で割高な料金が設定されている
高速道路料金を現金で支払うことになるETC非搭載車はすでに、各地の高速道路でETC搭載車と比べて割高な料金が設定されている。
■人件費や現金を扱う機器などの維持管理費
現在では高速道路を利用する車の9割がETCを搭載しているものの、残り1割の非ETC車は人件費や現金を扱う機器などの
維持管理費がかさみ、ETC車の5倍ものコストがかかっている。また、国内の保有台数ベースでのETC搭載率は5~6割程度にとどまっているのが現状だ。
■「非ETC車の利用負担に関する措置について検討すべきだ」
こうした現状を受けて、国交省が1月にまとめた高速道路利用に関する基本方針では
「非ETC車の利用負担に関するさらなる措置について検討すべきだ」としていた。