汚染雨水、排水路に漏れる=移送中にホースから-福島第1
東京電力は29日、福島第1原発で、放射能汚染水を貯蔵するタンク周囲のせきにたまって汚染された雨水が、移送するホースから漏れたと発表した。
漏えいした汚染雨水は側溝から排水路へ流出したとみられ、東電はくみ上げて港湾に排水するという。
東電によると、29日午前10時10分ごろ、3号機タービン建屋に汚染雨水を移送中の耐圧ホースから漏水しているのを、協力企業の作業員が発見した。
このホースは側溝に敷設されており、側溝は排水路と結ばれている。
東電は汚染雨水のうち、放射性物質濃度が比較的低いものは浄化処理した上で敷地内に散水しているが、濃度が高いものはタンクにためた上で、
高濃度汚染水がたまったタービン建屋へ移送している。
汚染雨水の放射性物質濃度や漏えい量は分かっておらず、東電が調べている。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015052900590