5月の倒産件数、2カ月連続で前年下回る バブル期以来25年ぶりの低水準に
東京商工リサーチが8日に発表した5月の企業倒産件数(負債額1千万円以上)は
前年同月比13・2%減の724件と、2カ月連続で前年同月を下回った。
5月としてはバブル期だった1990年(501件)以来、25年ぶりの低水準だった。
銀行が中小企業に返済猶予などの金融支援を続けていることや、国や地方自治体が景気対策として公共事業を前倒しして発注したことが影響した。
負債総額は26・0%減の1277億5500万円。
負債額100億円を超えたのは、奈良市の奈良県林業基金(105億円)の1件だけだった。
産業別の倒産件数は、10業種のうち卸売業と不動産業を除く8業種が前年同月を下回った。
地区別にみると9地区のうち東北を除く8地区で減少した。
2015.6.8 17:57 産経新聞社
http://www.sankei.com/economy/news/150608/ecn1506080021-n1.html