【コラム】「創造性のない模倣だけ」日本人論に異議-スミス ID:qTf+05Dm

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/05/08(金) 07:26:31.34 ID:qTf+05Dm

【コラムニスト:Noah Smith】(ブルームバーグ・ビュー): 日本人は創造性に欠け、
欧米を模倣して取り入れたものを小幅に改良するだけと久しく言われてきたが、
米ピュー・リサーチ・センターの最近の調査によれば、米国人の実に75%が日本人を「独創的」だと考えている。
それでも旧来の日本人論が時折聞かれ、これは修正する必要があるというものだろう。

まず、「日本人は一体何を発明したか」との問いには長くて印象に残るリストを示すことができる。
エレクトロニクスの分野だけでも、
デジタル一眼レフカメラやフロッピーディスク、フラッシュメモリー、VCR、電卓、ウォークマン、ラップトップ、DVDなどなど。

旧来の日本人論を唱える者は、上記の多くが他国での発明技術を活用しただけだと指摘するだろう。
例えばデジタル写真を可能にするCCDは米国生まれ。
しかし、新たな着想から生まれるイノベーションの歴史を振り返れば、そのほぼ全てが先人の積み重ねに基づいていることが分かる。
例えば、ジェームズ・ワットは蒸気機関を発明した人物として知られるが、蒸気機関の商品化への功績があったというのが本当のところだ。
蒸気機関を手掛けた人物はほかにもいたが、買い手が付くほどの費用対効果を出せなかった。
ビジネス に関する学問が発明とイノベーションを区別するのはそういうわけだ。
発明は技術の創造で、イノベーションはその技術に基づき役に立つ製品をつくり出すことだ。
日本は後者で優れている。

もちろん、発明においても日本は実は優れている。
2014年のノーベル物理学賞受賞者は青色発光ダイオード(LED)を発明した日本人チームだった。
人工多能性幹細胞(iPS細胞)を開発した山中伸弥教授も日本人で12年にノーベル賞を受賞。
飯島澄男氏もカーボンナノチューブの発見者として知られている。

自然科学分野の日本人のノーベル賞受賞者(受賞時点での外国籍取得者を含む)は19人と、ロシアを上回っている。

それに、エレクトロニクスや物理学などの分野に限られた話ではない。うま味成分のグルタミン酸ナトリウムも日本で1908年に発見された。
ビタミンB1も甘味料の異性化糖もそうだ。
娯楽や文化面でもビデオゲームの多くが日本で誕生したし、カラオケや漫画は米国人の心をつかんでいる。
さらに東京のレストランを訪れれば、米国ではあまりお目にかかれない斬新さや創造性の高さが分かる。

要は日本は創造性と独創性に富む大国なのだ。
恐らく米国のみが、その人口の大きさや多様性、豊富な研究資金、そして発明家を海外から受け入れることで日本をしのぐのだろう。

ただし、日本が発明とイノベーションで能力をさらに高めることができる重要な方法が少なくとも2つある。第一が大学の改善だ。
世界の大学ランキングを見れば、上位を米国の大学が占め、東京大学はやっと23位。
日本語が世界的に使われる言語ではないため世界でトップクラスの学者を集められないということもあるだろうが、
長年の緊縮財政で研究資金が乏しいというのも要因だろう。
幸いにも安倍政権はどちらの問題も解決しようと取り組んでいる。

日本がやろうと思えばできる2つ目の課題は、米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)に匹敵する機関を設けることだ。
多くの日本人は尻込みするだろうが、インターネットなど社会を一変させるような発明やイノベーションの数々にDARPAは貢献してきた。
日本はもはや軍事大国を自認していないので、DARP

2番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/05/08(金) 07:28:24.38 ID:qTf+05Dm

続き

日本がやろうと思えばできる2つ目の課題は、米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)に匹敵する機関を設けることだ。
多くの日本人は尻込みするだろうが、インターネットなど社会を一変させるような発明やイノベーションの数々にDARPAは貢献してきた。
日本はもはや軍事大国を自認していないので、DARPAのような組織づくりに資金を投じる理由はあまりないかもしれないが、変わる兆しも見える。

つまり、実は非常に創造的でイノベーションに富んできた日本はその能力を維持するために必要なことを実践している。
米国も同様に行動すべきだろう。

原題:Japan Doesn’t Just Imitate Other Nation’s Inventions: Noah Smith(抜粋)

更新日時: 2015/05/07 09:09 JST
ブルームバーグ
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NNVUPZ6VDKHW01.html

3番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/05/08(金) 07:30:12.47 ID:qTf+05Dm

ノーベル賞日本人受賞者一覧(22人)

●1949年度受賞者(物理学賞)湯川 秀樹(1907-1981)
●1965年度受賞者(物理学賞)朝永 振一郎(1906-1979)
●1968年度受賞者(文学賞)川端 康成(1899-1972)
●1973年度受賞者(物理学賞)江崎 玲於奈(1925-)
●1974年度受賞者(平和賞)佐藤 栄作(1901-1975)
●1981年度受賞者(化学賞)福井 謙一(1918-1998)
●1987年度受賞者(生理学・医学賞)利根川 進(1939-)
●1994年度受賞者(文学賞)大江 健三郎(1935-)
●2000年度受賞者(化学賞)白川 英樹(1936-)
●2001年度受賞者(化学賞)野依 良治(1938-)
●2002年度受賞者(物理学賞)
小柴 昌俊(1926-)
田中 耕一(1959-)
●2008年度受賞者(物理学賞)
南部 陽一郎(1921-)
小林 誠(1944-)
益川 敏英(1940-)
●2008年度受賞者(化学賞)下村 脩(1928-)
●2010年度受賞者(化学賞)
根岸 英一(1935-)
鈴木 章(1930-)
●2012年度受賞者(生理学・医学賞)山中 伸弥(1962-)
●2014年度受賞者(物理学賞)
中村 修二(1954-)
赤崎 勇(1929-)
天野 浩(1960-)

7番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/05/08(金) 07:49:21.01 ID:qTf+05Dm

世界革新企業100社、日本は39社でトップに=トムソン・ロイター

[東京 6日 ロイター] - トムソンロイターは6日、特許データをもとに知的財産・ 特許動向を把握し、
その観点から世界で最も革新的な企業・機関100社を選ぶ「Top100グローバル・イノベーター2014」を発表した。
国別では、日本が昨年の28社から39社となり、米国を抜いてトップに躍り出た。

知的財産を適切に保護し、グローバルなビジネス展開で効果的に活用していることが要因になっているという。

2位は米国の35社で、日米で全体の74%を占めている。以下、フランス7社、スイス5社、ドイツと韓国が4社。

日本企業で選ばれた39社には、
日立、東芝、三菱電機、キヤノン、パナソニックなどの電機関連企業のほか、トヨタ、日産、ホンダなど代表的な製造業が並んでいる。

この100社は、独創的な発明のアイデアのアイデアを知的財産権によって保護し、
事業化を成功させることでビジネスをリードしたことを基準に選ばれている。アワードの発表は今年で4回目。

今回選ばれた100社の研究開発費は前年比16.9%増と、ナスダック上場企業の平均値である同8.18%増の2倍超となっており、
イノベーションへの投資が業績向上と密接に関連していることを浮き彫りにした。

(田巻一彦)
2014年 11月 6日 13:27 JST
ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0IQ08J20141106


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