母子家庭育ちの弁護士、私財4億を投じて、貧困家庭の子供のための返済不要の塾代支援基金を設立 ID:x95hPdGB

1番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/05/06(水) 15:26:37.18 ID:x95hPdGB

「その子」は私

2015年5月6日

「この基金があったから、塾に通え、志望校に合格することができました」

貧困家庭の子どもを支援する「梅ケ枝(うめがえ)中央きずな基金」の第一期奨学生の一人は今春、大阪大学に入学。
三月末に開かれた基金の交流会で、こう報告した。

元大阪弁護士会会長の山田庸男(つねお)弁護士(71)は 一昨年、四十年余りの活動でためた私財四億円を投じ、基金を設立した。
ひとり親家庭や両親がいない子どもに、塾代などを支援する。
同府内の中高生四十数人を対象に一人年三十万~五 十万円を支給し、返済は不要だ。

山田さん自身、母子家庭に育った。父親は山田さんが一歳の時に戦死した。
母親は病気で働けず、小中学校時代は新聞配達をして家計を支えた。
中学卒業後は働くつもりだったが、中三の時の担任教師が奨学金を紹介し、母親を説得。
商業高校卒業後は日立製作所に就職し、大学の夜間部で法律を学んだ。

「私は戦中生まれ。当時は競争よりも共生の時代だった。そういう中、私は本来、高校も行けなかったのに、大学まで
行けた。自分が育った良き時代のいいところを、これからの社会に生かさなければいかんと。古希を前に思ったのです」

山田さんは「他人に尽くすということは自分に返ってくる、ということをものすごく実感する。
子の成長を見届けることは、私自身の生きがいです」と語る。 (上坂修子)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2015050602000173.html


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