保護者からの虐待や家庭の事情を理由に18歳未満の子どもが親元を離れて暮らす児童養護施設で、
職員の22.8%が子どもからの暴力が理由で心身に支障があったことが、
神戸学院大学総合リハビリテーション学部の岡田強志・実習助手(36)の調査で分かった。
児童養護施設の子どもから職員への暴力に着目した全国的な調査は珍しく、
その傾向が明らかになるのは初めてとみられる。
調査は独立行政法人日本学術振興会の研究費助成事業で、全国の児童養護施設全600カ所
(2014年8月時点)を対象に14年9~12月に実施した。施設長▽勤続5年以上の職員▽
3年未満の職員に分け、1施設当たり職員5人、計3000人を対象にアンケートをした。
施設長199人(回答率33.1%)▽5年以上の職員358人(同29.8%)▽
3年未満の職員321人(同26.8%)が回答した。
その結果、在職中に子どもからの暴力で負傷したり、精神的にダメージを受けたりした人が
回答者878人のうち200人(22.8%)に上った。
以下略
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150505-00000007-mai-soci