伏見稲荷大社の連続ボヤ騒ぎ 犯人はカラス!?
2015年05月03日
4月30日午後1時すぎ、京都の伏見稲荷大社の境内の竹林から出火し、約200平方メートルが焼けた。
火を発見後、すぐさまバケツリレーをして消火したため、けが人はいなかった。
同大社では十数年来“放火”に悩まされ 巡回を強化するなど対策を講じているが、放火魔の正体はなんと、カラスの 可能性が高いという。
府警伏見署によると「今回の出火原因はまだ特定できていないが、過去には人為的な放火の可能性が否定され、落ち葉の下から
ロウソクが見つかりカラスの犯行と結論付けた。過去にも何度かボヤ騒ぎがあったので大社でも『ロウソクの火は消してください』
と注意書きの看板を立てていた」という。
参拝客が備えた火がついたままのロウソクを何らかの理由でカラスが持 ち去っているらしいのだ。
頭を悩ませた大社側は、カラスが嫌うニオイを発するロウソクも販売していたというが、その後も“放火”は頻発したという。
嫌うニオイとは、食べた際に痛みを伴うカプサイシン、つまりトウガラシの ニオイや、漂白剤などの薬品臭だといわれる。
しかし、“カラス博士”の異名を取る宇都宮大学農学部の杉田昭栄教授は 「カラスはニオイに鈍感な動物なので、ニオイで寄り付かない
ということはない。伏見稲荷大社のロウソクは高級と聞いたが、かじると体が温かくなるから食べるのかもしれない」と指摘する。
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/396238/