TPPでコミケつぶれる? オタク・コスプレイヤー困惑
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2480657.html
アメリカ政府はTPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉の中で、日本のマンガ文化に大打撃を与えかねない「あるこ と」を迫っています。
年間では延べ100万人以上が参加する「コミックマーケット(通称コミケ)」。
ニッポンが誇るオタク文化を象徴するイベントです。最近、このコミケで参加者が口々に「ある不安」 を漏らしています。
「結構有名だよね。いつも会場で演説して、TPPについて 話している人がいる」
「コミックマーケットがTPPによってつぶされてしまうのでは」(参加者)
なぜ、TPPがコミケをつぶしてしまうのでしょうか?
コミックマーケットで売られる「同人誌」。
原作のマンガやアニ メのキャラクターを利用しながら、ファンが独自に物語を創作する、いわばパロディで、「2次創作」とも呼ばれます。
この2次創作について、現在、日本では、原作者などが著作権を侵害されたと 訴えなければ、罪には問われません。
しかし、TPP交渉では・・・
「アメリカはTPPで著作権を『非親告罪化』しろと求めている。権利者の告訴がなくても起訴・処罰できるようにしろと」(著作権に詳しい福井健策弁護士)
アメリカは、海賊版対策などとして、原作者が黙認していても、第三者の指摘があれば警察が取り締まれる「非親告罪」に変えるべきだと主張し、
そのルールが日本にも適用される可能 性が高くなっているのです。
閣僚からも・・・
「(非親告罪になれば)コミケの参加者等に影響なしとは言えない」(宮沢洋一経済産業大臣 3月)
「ちょっと怖いですよね」
「(非親告罪化は)やってほしくない」(参加者)