ロイター4月企業調査:AIIB不参加でも8割「デメリットなし」
[東京 21日 ロイター] - 4月ロイター企業調査によると、中国が主導する アジアインフラ投資銀行(AIIB)に日本が不参加でもデメリットは特に感じないとする企業が8割にのぼることがわかった。
現在、アジアでインフラ関係の事業に携わっていないなど直接の影響がないとの理由が目立ち、将来のビジネスチャンス喪失への不安に言及している企業は少ない。
参加の前提として、透明性などの条件が満たされるべきと考えている企業が7割を占めたほか、参加する必要なしと回答した企業が4分の1を占めた。
この調査はロイター短観と同じ期間・対象企業で実施。
資本金10億円以上の中堅・大企業が対象。
4月1日─15日に400社を対象に行い、回答社数は250社程度。
<AIIB不参加でも影響なし、参加不要4分の1>
日本がAIIBに不参加となった場合にデメリットを「大いに感じる」との回答は全業種にわたりゼロだった。
「やや感じる」 が16%。一方「あまり感じない」が51%、「全く感じない」も33%だった。
製造業の方がややデメリットを感じる企業の割合が多かった。
2015年 04月 21日 07:31 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0NB2IV20150420