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日本の貧困は格差大国アメリカ並み
日本はかつて「1億総中流」というキーワードがあったことからも分かるように、貧富の差が少ない暮らしやすい国と思われてきた。
だが現実は大きく異なっている。
最近は貧困に関する報道が増えてきたことから、ようやく社会にも認識されつつあるが、日本の貧困率は実はかなり悪い。
一般的に貧困の度合いは「相対的貧困率」(可処分所得が中央値の半分以下の人の割合)で表されるが、2012年における日本の相対的貧困率は16.1%となっており、先進国の中では突出して高い。
福祉政策が手厚いと言われる欧州各国は1ケタ台のところがほとんどであり、これほど高い貧困率となっているのは米国と日本だけである。
相対的貧困率という統計については、実態との乖離が生じるとの批判の声もあるが、現実はそうでもない。
日本の可処分所得の中央値は約244万円となっており、貧困レベルはこの半分の122万円以下ということになる。
生活保護の給付総額を給付者数で割った単純平均は175万円なので、122万円は日本においてはかなりの貧困レベルだということが分かる。
この水準の生活を強いられる世帯が全体の16%、数にすると900万に達する状況なのである。
長いので以下略
事態は深刻、下方向に広がる日本の格差 待ったなし!日本の貧困対策は経済対策そのもの | JBpress(日本ビジネスプレス)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43479