恋をすると、動悸がしたり食欲不振になったりするもの。
そうした”恋煩い”は脳内ホルモンと関係していることがこれまでの研究でわかっているが、このほど、恋をすると脳内の感情や動機、社会性などに関係する部分が活性化し、その変化がMRI(磁気共鳴映像法)で見て取れることが明らかになった。
■感情や社会性関連の部分に変化
中国科学技術大学の研究チームがおこなった研究では、男女100人を、「恋をしている」「最近恋人と別れた」「これまで一度も恋愛経験がない」の3つのグループに分け、脳をスキャン。
恋愛をすることで脳にどういう変化が起こるのかを調べた。
その結果、年齢に関係なく、恋をしている人の脳では、モチベーションや感情、社会性などに関係しているとされる部分が活性化していることがわかったという。
■恋愛期間が長いほど活性化
また、恋愛期間が長い人ほど、そうした箇所の活性が顕著であることも明らかに。
一方で、恋人と別れた人の脳では、変化はほとんど見られなかったそう。
つまり、恋愛をすることで脳の機能マップに変化が生じるということだ。
今回の結果について研究チームは、「恋愛による脳内変化を実証したのは初めてではないか」とし、恋愛メカニズムを脳神経学的に説明する一歩になると話している。
全文ソース IRORIO
http://irorio.jp/karenmatsushima/20150403/217673/