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牛乳は骨を弱くする!?
強い骨を作るには、カルシウムだけでなくマグネシウムやリンなどのミネラルも同時に摂ることが必要です。
とくにマグネシウムやリンなどのミネラルも同時に摂ることが必要です。
とくにマグネシウムはカルシウムに対して二分の一の量を摂るのが理想ですが、牛乳にはマグネシウムがカルシウムの十分の一くらいしか含まれていません。
「カルシウムが強い骨を作る」といわれています。
しかし実際には、骨はリン酸カルシウムとリン酸マグネシウム、そしてタンパク質が結合してアパタイトという組織を作り、それが骨を強靭なものにしているのです。
また、これらの材料だけでは骨を作ることができず、亜鉛やマンガン、ホウ素、ビタミンB6やC、Kなどのビタミンとミネラルが酵素として骨を作る働きをします。
マグネシウムは骨の材料になるのと同時に、酵素として重要な働きを持っています。
さらに、血液中を流れるカルシウムとタンパク質、リンの割合を調節し、血液が過度にアルカリ、あるいは酸性に傾くのを防ぎます。
牛乳に含まれるリンとタンパク質は血液を酸性に傾け、カルシウムを失わせます。
そのせいもあって、牛乳を飲む子どもほど骨折率が高かったり、牛乳を飲むお年寄りに骨粗鬆症の発生率が高くなっていたりするのです。
また、血液の状態がアンバランスになることで、イライラしたり、落ち着きを失ったりし、将来、心筋梗塞などの心臓病になりやすくなります。
貧血や白内障を引き起こすことも
また、「牛乳貧血」といい、牛乳に鉄分が不足しているため子どもが貧血になることもあります。
牛乳を飲むことによって多量のカルシウムが摂取され、マグネシウムが不足することで鉄や亜鉛、マンガンの吸収が阻害されることがあるのです。
貧血の症状としては、めまいや立ちくらみ、集中力低下、学習能力の低下などが起こります。
牛乳は日本人に適さない食品ですから、多くの代謝上のトラブルを引き起こします。
乳糖不耐症による急激な下痢で体重減少が起こったり、また乳製品に脂肪が多く含まれるため肥満することもあります。
さらに、乳糖中のガラクトースが分解できないことで、それが目の水晶体に溜まって白内障の発症に関係するという説もあります。
最近は、牛乳の多飲にくわえてガラクトースの代謝に必要なビタミンB2不足がいわれている若い人に白内障が増えているかもしれません。
何事もバランスが大切
コマーシャルなどによって、牛乳を飲まなければカルシウムが摂れないかのような「信仰」を、栄養士も教師も母親たちも持っています。
しかし、カルシウムを摂るためには牛乳に偏らず、野菜や海草、豆製品、小魚などの食品を摂るようにし、マグネシウムや鉄、亜鉛などのミネラルもバランスよく摂取することが大切なのです。
近年、骨粗鬆症を予防する食品として納豆が注目されています。
納豆に含まれるビタミンKやイソフラビンといった成分に骨を強くする働きがあるのです。
実際に、納豆を食べない大阪、兵庫、京都の関西三都に非常に高い割合で骨粗鬆症による大腿部骨折が発生しています。
また、カルシウムの吸収に必要なビタミンDは、日光により皮膚でつくられます。
多種類の食品と運動、マイナスになる要因の排除など、それらの条件がバランスよく満たされて、初めてカルシウムが体の役に立つわけです。