次に向かったのは町役場
住民課で戸籍謄本の写しを請求する
「祖父の代までお願いします」
そう言って書類を差し出すとしばらくして課長?らしき人が対応する
「あなた△△家の分家の・・・ A君だよね?」
「そうです」
「なぜこの謄本を?」
「祖父の事を知りたくて」
課長はしばらく考えてからぽつりと言った
「Bちゃんには絶対に内緒にしてくれるなら出しますよ」
思わぬ所で叔父の名前が出る
黒幕は叔父なのか?
「くれぐれも他言無用でお願いしますよ」
「ああお金はいいです 証拠が残っちゃうから」
そう苦笑いしながら課長は封筒を差し出した
封筒の中身を見るのが怖くてその写しを見たのは次の日だった