安全な登山について学ぶはずだった「講習会」が一転、大惨事となった。
27日朝、講習会に参加していた高校生らが雪崩に巻き込まれ、死傷者48人にのぼった栃木県那須町湯本の「那須温泉ファミリースキー場」の事故。
「雪崩だっ、伏せろ」。引率の教員が叫んだ時には足元の雪がスピードを上げて滑り出し、雪の塊が生徒らを襲った。
県教委によると、この日は、同スキー場ゲレンデ脇の林の中で、雪をかき分けて斜面を登るラッセルという訓練を行っていた。
軽傷を負った生徒2人は、同県那須塩原市の病院に搬送され、医師に事故当時の状況を語った。
雪崩が起きたのは、参加者の隊列の先頭を大田原高校の部員たちが2年、1年の順に進んでいた時だった。
突然、引率の教員が「雪崩だっ」「伏せろっ」「逃げろっ」と叫んだ。だが、すでに足元の雪は動き出していたといい、 生徒たちは雪とともに滑り落ち、のまれた。
---> 伏せて丸まり
・手足頭の損失防止
・顔前の空間確保
を、最優先にする。