日本年金機構の個人情報流出問題を受け、社会保障と税の共通番号(マイナンバー)法改正案を審議する参院内閣・財政金融両委員会の連合審査会では2日、野党からマイナンバーへの懸念が相次いだ。
無所属クラブの中西健治氏は今回の問題を受け、年金よりさらに広範囲な個人情報と結び付くマイナンバーに対して、「国民の不安が高まったのではないか」と指摘。共産党の大門実紀史氏は「この法案はいったん取り下げ、来年1月からの制度開始も中止すべきだ」と詰め寄った。次世代の党の江口克彦氏は「想定外のことを想定するというのが必要ではないか」と、安全対策の強化を求めた。
改正案は預金口座や特定健康診査(メタボ健診)情報にもマイナンバーを適用できるようにする内容。
ソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2015060200842