ご存じのように、安倍首相は28日、ワシントンでオバマ大統領と日米首脳会談に臨み、翌29日に米上下両院合同議会で演説を行う。
米議会での演説は54年前の1961年、当時の池田勇人首相以来だ。
上下両院合同会議の演説は日本の歴代首相では初めて。日本にとっては歴史的快挙といえる。
ベイナー米下院議長は3月末、演説日程を正式発表した際、「(安倍首相の)歴史的イベントを主催することを誇りに思う」とまでいった。
官邸関係者がいう。
「安倍首相は米議会演説で、日米同盟の強化と、日本が世界平和に積極的に貢献していく揺るぎない決意を全世界に表明するつもりだ」
「訪米直前、安倍首相はインドネシアで22、23両日開かれるアジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念首脳会議にも出席した。
かなりの強行スケジュールだ。正直、体調が心配だが、米議会演説にかけるすさまじい使命感が安倍首相を動かしている」