対人恐怖症は神経症の一種で精神疾患です。
この病気は人との接触で異常なほどの緊張状態に陥り、恐怖心をも感じるようになってしまいます。
人との接触で恐怖心を感じてしまうということは、例え今何かしらの仕事に就いているにしても
そのまま仕事を続けることは困難なこともあるでしょう。
対人恐怖症を克服するためには、どのような治療方法があるのでしょうか?
対人恐怖症ってどんな病気?
対人恐怖症は、前述した通り人との接触に恐怖心を持ってしまう神経症の一種で、精神疾患でもあるわけです。
もちろん、生まれてすぐに人に対する恐怖心が芽生えるわけではありません。
対人恐怖症の原因は、人によって様々です。
ただ多くの場合、過去における人間関係の失敗がトラウマとなって引き起こされます。
『あの時と同じ失敗をしたらどうしよう』というような心の奥底に棲み着いてしまった恐怖心が
人と接するだけで異常なまでの緊張状態を引き起こしてしまうわけであります。
他人から見ればどうということのない場面でも、過剰なまでの反応を現してしまうのです。
そしてこの対人恐怖症、実は日本人独特の病気と言われておりまして
海外の国ではほとんど見られない症例ということです。
対人恐怖症になりやすい人
実は、対人恐怖症になりやすい人がいるんですね。下記のようなタイプの方になります。
神経質な人
完璧主義の人
人見知りの激しい人
繊細で傷つきやすい人
自己評価の低い人
思い込みの激しい人
マイナス思考の強い人
男性よりも女性のほうが、より強く対人恐怖症になりやすいと言えます。
それはこの病気を発症した患者数で比較しても明らかです。
大雑把な数字になりますが、大体1:2ぐらいと言われておりますので
女性のほうが倍の患者数がいるということになります。