ところが、ミーヴァトン湖では2010年代に入り、工場の排水が原因でマリモが壊滅してしまい
2014年にはマリモの数はわずか2個になってしまいました。
こうしてとうとう阿寒湖が、丸い形のマリモの群生が観測できる最後の地となったのです。
なぜ阿寒湖のマリモだけが丸く大きくなるのか?その秘密は絶妙な“風”
丸いマリモは、阿寒湖の中でも特に北側のチュウルイ湾付近に生息しています。
同じ阿寒湖でもほかの場所では丸くありません。
湖底に漂う「浮遊型」や、岩の表面に付着する「着生型」がほとんどです。
世界のマリモを見ても、丸くないのがほとんどです。
では、なぜ阿寒湖のチュウルイ湾付近のマリモだけが丸くなるのでしょう。
チュウルイ湾のあたりはいつも風が強く吹きます。
この強い風によってマリモはつねに波に揺られた状態になります。
すると、はじめはユラユラと動いていたマリモが、回転をはじめます。
しかも、波に流されて遠くへ行ってしまうことなく、その場でクルクルと回り続けるのです。
これによって全体的に光を浴びることができるので、満べんなく光合成ができ
下側になった部分が腐ることなく丸く成長できるのです。
画像等
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以下ソース
http://i.imgur.com/VhCsu9V.jpg