マリモといえば、阿寒湖に生息している藻の丸いかたまり、と何気なく思い浮かべることができますが
実は、マリモが丸く、大きく、しかも数多く見られるのは、世界で唯一、阿寒湖だけなのです。
3月29日は「マリモの日」。
阿寒湖一帯では今、世界自然遺産の登録をめざし、地域一丸となって取り組んでいます。
世界のマリモは丸くないのがほとんど。丸い形のマリモの「群生」は阿寒湖だけ
マリモは、丸い形の一つ一つが一個体なのではありません。
もともとは細い繊維状の藻で、丸い形は生物学的にいえばマリモの「集合体」ということになります。
細い繊維状のマリモは日本やヨーロッパなど、北半球の緯度が高い地域に広く分布しています。
そのうち、丸い形のマリモが生息するのは、約40カ所。
さらに、丸い形のマリモが数多く“群生”するのは
日本の北海道の阿寒湖と、アイスランドのミーヴァトン湖だけでした。