1980年代になって、アメリカ自然史博物館のマイケル・シャラ氏らが一帯を詳しく観察し
ダンベルのような形をした暗い星雲を発見した。
そして2014年、カミンスキー氏らが3台の望遠鏡を使ってこぎつね座CKの観測を行った。
数カ月後、彼らの手元に集められたデータは不可解なものだった。
「こぎつね座CKは間違いなく特別な天体だという確信がありました」とカミンスキー氏は言う。
南米チリのアタカマ砂漠にあるAPEX望遠鏡による観測結果は
こぎつね座CKの残骸に存在する化学物質に奇妙な点があることを示していた。
とくに目を引いたのは驚くほど大量の重窒素(窒素の同位体)。
また通常は新星の残骸には見られない荷電された分子も存在し
それはこの場所が「分子にとって厳しい」環境であることを意味していた。
こうして研究チームは、謎の天体が新星ではなかったと確信した。
集まった手がかりから考えられる結論は、これがレッド・トランジェントと呼ばれる
めったに観測されない星の衝突であるということだった。
画像等
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(全文はリンク先で)
以下ソース
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032500016/