だが、現在の太陽系はそうなっていない。
研究チームは、太陽の近くを回っていた大きな惑星が木星との衝突で破壊され
ずっと後になって、そのかけらから地球などの小さな岩石惑星が形成されたと考えている。
太陽系形成の初期に木星が内部太陽系へと移動したという仮説は
「グランド・タック・モデル」と呼ばれる。
このとき、惑星同士の重力が強く影響しあって互いの軌道が重なり
できて間もない岩石惑星間で激しい衝突が何度も起こったと考えられる。
「低軌道で地球を周回する衛星が他の物体と衝突した場合と同じ懸念です。
破片がさらに他の衛星にぶつかり、連鎖反応のようにいくつも衝突が起こることになるでしょう。
我々の研究結果は、まさにそのような衝突の連鎖を
木星が内部太陽系で発生させたであろうことを示したのです」とラフリン氏は語る。
衝突で生まれた破片の多くは太陽に引きつけられて飲み込まれ
内部太陽系には惑星がなくなってしまった。
地球は「第2世代」
ラフリン氏らの仮説では、衝突の後には惑星の残骸が散らばって混沌とした状態になり
そこから「第2世代」の惑星が内部太陽系で生まれたと説明される。
これが、現在私たちが目にする惑星の姿だという。
画像等
http://i.imgur.com/N0vHeni.jpg
http://i.imgur.com/Y5Nbvcs.jpg
(全文はリンク先で)
以下ソース
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032600018/