全国で一番、神社に対する信仰心の厚い都道府県は果たしてどこでしょうか?
先日、京都の下鴨神社が式年遷宮における資金難のため
境内に高級分譲マンションを建設するという話がありましたが
現在の神社界における懐事情はあまり良いとは言えません。
もちろん近年、パワースポットや御朱印ガールという言葉に象徴されるように
神社へ参拝に行くという傾向は女性を中心に一定の市民権を得たかのような心象がありますが
それも全体からみれば極一部のお話。
神社本庁に所属している主だった神社だけでも8万8000社以上あると思えば
頭の中に浮かぶ神社の数は些細に過ぎないことが分かると思います。
事実、神主という仕事のみで生計を立てることが出来ない神職も多く
税理士や会計士、保険営業マンという副業をもって臨まれる方も少なくありません。
実は月極駐車場などの社地の有効利用で経済に補填をはかることが出来るのはまだいい方で
今回の下鴨神社の件は、それが由緒ある神社であったということ
また、これが式年遷宮という非常に莫大な予算を擁するということで
話題として大きく取り上げられたに過ぎず
多くの神社ではこうした苦境を強いられる神社も少なくないのです。