2014年のスマートフォン(スマホ)市場は、中国メーカーの台頭が目立った。
華為技術(ファーウェイ)や聯想集団(レノボ)に新興の小米(シャオミ)が加わり
世界シェアのトップ5に食い込んだ。
ファーウェイがスマホに参入したのは2012年。
今の勢いを保ったまま韓国サムスン電子、米アップルの「2強」との差をどれだけ詰められるかが課題だ。
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世界の有力なスマホメーカーが参加して2015年3月2~5日にスペイン・バルセロナで開かれた
「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2015」。
サムスンが「ギャラクシー(Galaxy)S6」「S6edge」と新モデル2種を発表したのに対して
ファーウェイは「ファブレット」と呼ばれる大型サイズのスマホを公開したものの
目玉は腕時計型などウェアラブル端末だった。
旗艦モデルのスマホはMWCでのお披露目を避け、別のタイミングをねらったようだ。
長らく通信ネットワークや、モバイルWi-Fiルーターのメーカーとして知られてきたが
2012年に「アセンド」ブランドでスマホ市場に参入すると
2014年には世界出荷台数でサムスン、米アップルに次ぐ3位入り。
同年の世界販売シェアでも、調査会社ガートナー2015年3月3日付データによると5.5%で4位だ。
3位はレノボの6.5%だが、レノボは2914年に買収した米モトローラ・モビリティの販売数も含まれている。
5位の韓国LGを含め、3社が3位グループを形成していると言ってもよいだろう。