ホルモンバランスが崩れる、とはよく耳にしますが実際の所
それがなぜ健康に悪いかまでを知る人は多くありません。
最近ではその乱れによって「女性のオス(男性)化」が進んでいるとも言われており、その実態は実に複雑です。
女性ホルモンが「乱れる」とは?
乱れが起こるメカニズム
女性ホルモンに関わる重要な卵巣、そして視床下部、脳下垂体といった器官に何らかの不具合が生じ
それぞれがうまく連携できなくなると、結果として「ホルモンの乱れ」を引き起こします。
女性が一生かけて分泌する女性ホルモンの量は、わずかにティースプーン1杯ほど。
それだけにごくわずかな量の変化でも身体に影響する女性ホルモンは、基本的に「安定」させるのは難しいとも言えます。
殊更に、女性ホルモンの分泌は神経からの指令によって行われるため
脳に負担がかかると、どうしても分泌がストップ、低下してしまいやすい特徴を持っています。
特に視床下部は自律神経をコントロールする器官でもあるため
ストレスの影響を直に受けやすく女性ホルモンの分泌を滞らせてしまいがちです。
ストレスは女性ホルモンにとっての何よりの「敵」だと言えます。
女性ホルモンの役割
女性ホルモンは約28日の周期を持ち、女性の生理のリズムを整えます。
妊娠しやすく、出産がうまくいくように身体を変化させ、自律神経を安定させるのが主な役割です。
この周期こそ、女性を悩ませる月経の原因であり、女性にとって避けられない生理現象のひとつです。
また成長期には女性らしい身体を作るために働く、「女性」という性に欠かせない存在と言えます。
女性ホルモンは2種類あり、簡単に言えば女性らしさを作るための「エストロゲン」
女性らしさを保つための「プロゲステロン」があります。
双方は一定のバランスを保っており、乱れはそのバランスが保てない場合に発生します。