※抜粋しています
ものごとが順調に進んでいる時には、リーダーシップは比較的容易に発揮できる。
あなたが生産性の高いチームを抱えており、実績を残してきているのであれば
そのチームはまるで一流のオーケストラのように、指揮者であるあなたの一挙手一投足にあわせ
一寸の狂いもなく連携できているはずだ。
しかし、何らかの非常事態が発生した場合、そのような連携はあっという間に崩れ去る。
そして多くの場合、リーダーが手にしていた信用は、難題に直面したプロジェクトの混乱や
チームに降りかかった災厄という大波によってあっという間に洗い流されてしまう。
以下はこのような非常時を乗り切るためのティップスだ。
#1:能動的なメンバーを見極める
一般的に、厳しい事態が発生すると
チームメンバーは3種類のグループに類型化できるという事実が見えてくるはずだ。
まず、最初のグループに属するメンバーは、目の前に問題など存在しないような態度を取り
誰かがその問題を解決してくれるだろうと願いながら今まで通り仕事を続ける。
こういったメンバーは問題の解消に手遅れになるまで素知らぬふりをしたり
次のグループに属するメンバー
すなわち不平家の影響を受けてヒステリックになるケースが多いという点で何の役にも立たない。
#2:体裁良く見せようとしない
チームの存続がかかっている場合
直面している非常事態が及ぼす本当の影響をチームに伝えないようにするよりも
事実をありのままに提示する方がずっとよい場合もしばしばある。
オープンかつ正直な態度を貫くことで、行動の求めに納得してもらえるようにするとともに
チームメンバーに対して、通常通りに業務をこなすのではなく
より高い目標に向かって作業していると理解してもらえるようになる。