火星オーロラの高エネルギー粒子について研究チームは、太陽から飛来したものと考えている。
NASAはその理由について、MAVENに搭載された太陽高エネルギー粒子検出器(SEP)で
「オーロラ出現時に高エネルギー電子の急増が検出された」からだとしている。
火星では、保護効果のある磁場が数十億年前に消失しているので
太陽から飛来する粒子が大気に直接衝突して深い層にまで到達できる。
さらに研究チームはMAVENを用いて、火星表面から高度約150キロの上空に特異な塵の雲があるのを観測した。
この雲に含まれる塵の発生源や、雲が一時的なものか永続的なものかについては全て不明だ。
「今回観測された塵の発生源としては、火星大気から浮上した塵
2つの衛星フォボス(Phobos)とダイモス(Deimos)に由来する塵
太陽から太陽風で運ばれた塵、太陽を周回している彗星の破片などが考えられる」とNASAは説明している。
ただ、これら発生源からの塵が今回観測された位置に出現した理由を説明できる
既知のプロセスは1つも存在しないとしている。(c)AFP
以下ソース
http://www.afpbb.com/articles/-/3042945