今回のアップグレードにより
粒子衝突時の総エネルギー量が3年前の8兆電子ボルトから13兆電子ボルトに引き上げられた。
この数字を分かりやすく説明すると、13兆電子ボルトでリンゴが月に衝突した場合、直径9.5kmのクレーターができる。
改良された新しいLHCの狙いは、ヒッグス粒子の特徴だけでなく
暗黒物質や暗黒エネルギー、余剰次元、反物質、超対称性、そしてクォークグルーオンプラズマ
(ビッグバン後に発生した高温のスープのようなもの)についても、より多くのことを発見することだ。
データはどのように移動するのか
LHCの検出器の中心では、毎秒何億回もの粒子衝突が発生する。
センサによって毎秒約1ペタバイトのデータが生成されるが、これは、ある一定の時間にわたって生成が続けば
世界のどんなコンピューティングシステムも保存できないデータ量だ。
データの大半はすぐに捨てられる。高度なシステムが科学者の興味を引くかもしれないデータを選別し
それ以外のデータを排除するからだ。
その後、数万個のプロセッサコアがさらに一歩踏み込んで、残りのイベントから1%だけを選ぶ。
その後、この1%の情報が保存され、物理学者によって分析される。
画像等
http://i.imgur.com/0fAzh6H.jpg
(全文はリンク先で)
以下ソース
http://japan.zdnet.com/article/35061828/