ウコンの薬効と副作用
お酒に関するウコンの有効成分は、クルクミンというポリフェノールです。
ポリフェノールですから抗酸化作用がありますね。
色々な研究が行われた結果、肝機能の補助を行ってくれる可能性があり
お酒の影響を減らしてくれることが示唆されていて、そのことが古くからの経験と合わさって
お酒に関する健康食品になったというわけです。
では副作用とは何でしょうか。
ウコン自体の肝臓への好ましくない影響のうち
クルクミンが持っている悪い要素は「傷ついた肝臓をさらに悪くする」というものです。
動物実験ではクルクミンを、正常なマウスと
発症はしていないけれどB型肝炎ウィルスのキャリアであるマウスに投与しても
どちらも肝機能への影響はなかったと報告されています。
一方、急性肝炎を発症したマウスにクルクミンを投与したところ
急性肝炎による肝障害がより強くなったそうです。
調子が悪い時は避けましょう
つまり、健康診断や持病の治療で血液検査を受けた時に
ALT(GPT)・AST(GOT)・γ-GPTの数値のいずれか
あるいは全部が悪く肝臓の病気を指摘された時には、ウコンを飲まない方が良いのです。
特にγ-GTPはお酒の影響の出やすい指標なので、飲まれる方は要注意ですね。