私立高校の女子生徒がモデルの仕事をしたら、学校から「自主退学」を勧告された。
どう対応すればいいか。
こんな相談が、女子高生の知人という人物から
弁護士ドットコムの法律相談コーナーに寄せられた。
彼女は高校1年生のとき
10〜20代向けのファッション雑貨ブランドのモデルとして、学校の制服を着て撮影をおこなった。
ブランドのオフィシャルサイトには、いまもその写真が掲載されているという。
それまで学校から注意はなかったが、卒業が間近に迫ったある日
「学校のイメージを損ねた」という理由で、自主退学するよう通告されたというのだ。
相談者によると、ブランドのサイトに掲載された写真はいかがわしいものではない。
また、校則でアルバイトは禁止されていない。
それなのに、事前に弁明する機会もないまま、いきなり「自主退学」を迫られたのだという。
このように学校が生徒に対して、ある日突然、自主退学を求めることは許されるのか。
また、女子生徒はこの勧告を拒否できるのか。子どもや学校の問題にくわしい野澤哲也弁護士に聞いた。