近ごろ出た論文(英文)でも、ランニングに不利な結果が出たみたい。
これはアリゾナ州立大学の実験でして、81人の肥満女性たちに
1日30分のランニングを週3回ずつ続けてもらったんですな。
運動のレベルは最大心拍数の80%ぐらいとのことで、なかなかのハードさですねぇ。
・70%の女性が体脂肪増加
で、12週間後の結果ですが、すべての被験者の心肺機能がアップしていたのは良かったものの
およそ70%の女性は実験前より体脂肪が増えていたというんですな。
なかには5キロ近く体重が増加した人もいたうえでに
その原因は筋肉じゃなくて脂肪だったというから恐ろしい話であります。
・無意識のうちに食事の量が増加
研究者いわく、「体重が増えた女性は、無意識のうちに食事の量が増え
逆に運動量を減らしてしまったのだろう」とのこと。
「スポーツジムに通うと逆に太りやすくなっちゃう」(記事)で紹介したのと似た理屈ですね。
・体脂肪が減り続ける傾向
ちなみに、この実験でダイエットに成功した被験者もいたんですが
ランニングで痩せる人と太っちゃう人の違いについては
各種のデータを調べてもよくわからなかったらしい。
ただし、ランニングでダイエットできた人たちは
最初の4週間でハッキリとした体重の減少が見られまして
その後も体脂肪が減り続ける傾向が高かったんだとか。
・食事や活動量には問題がある可能性
再び研究者いわく、「このデータから得られる教訓は、エクササイズで痩せようと思うなら
まず最初の1カ月は自分の体重の変化を記録し続けたほうがいいということだ。
この期間に体重の減少が見られないか、または体重が増えているようであれば
あなたの食事や活動量には問題がある可能性が高い」とのこと。
・有酸素運動でダイエットは良くない!?
まぁ個人的には、やはり有酸素運動でダイエットに挑むのは止めたほうがいいかなーとは思います。
体脂肪が減りにくいのはもちろん、筋肉もなかなか成長しにくいですからねぇ。
以下ソース
http://buzz-plus.com/article/2015/03/11/running-fat/