昨年春、米Facebook社による20億ドルの大金を投じた買収も大きな話題となった
没入型3Dヘッドマウントディスプレイの開発を手がけるOculus社。
2015年中には最新バージョンの『Oculus Rift』が市販されるというウワサもあり、今後の動向にますます注目が集まっている。
これまで主にゲーム分野で進歩してきたバーチャル・リアリティ技術だが
これを次のステップへと進めるべく、同社はアメリカのユタ州で開催された
『サンダンス映画祭』で映画プロジェクトの立ち上げを発表した。
“没入型映画”という新たなジャンルに挑戦
Oculus社は、バーチャルリアリティ技術を最大限活用した“没入型映画”という
新たなジャンルに挑戦するプロジェクト『Oculus Story Project』を発表。
このプロジェクトが目指すのは、VRを駆使することで鑑賞者を作品の内部に位置づける“リアルタイムの物語”。
映画、ゲームのスペシャリストが集合したというチームは
商業レベルの作品の公開に向けてプロトタイプを制作していくという。
これに先立ち、サンダンス映画祭では『Lost(原題)』という短編作品も公開されている。