社長が問題視する社員の「言い訳」は、事前の予防線的「言い訳」だったのです。
前もって失敗の言い訳をしてしまうことを、「セルフ・ハンデキャッピング」と言います。
人は心理学的にみて、自分の行動が失敗する可能性があるという不安を感じると
時としてその失敗の理由を外に求めてあらかじめ作ろうとする傾向があるのです。
一種の防御反応で、失敗による自尊心へのダメージの大きさが大きく予測されればされるほど
事前に言い訳する傾向は強く出ると言われています。
学生時代の中間試験や期末試験で、朝登校するなり「昨夜は寝ちゃって、全然勉強できなかったんだ」
などと試験が始まる前から言い訳をしているクラスメートが、たいていどこの学校にもいたと思うのですが
それと同じ現象と言えるでしょう。
今回のケースでも、課長が社長に対して事前に言い訳をした理由は
失敗時の自尊心へのダメージが大きいと予測されるが故のことであると推測することができるのです。
(全文はリンク先で)
以下ソース
http://www.j-cast.com/kaisha/2015/03/04229343.html