その夜の作業を終えて終了点呼でしこたま叱られた俺は宿舎の部屋に帰って
「このままじゃ殺される なんとかしなきゃマズい」 と混乱していた
しかし何が障ってるんだ? 樹海? 土地? それとも他の何かか?
「呪いの御神木の諏訪神社か・・・」
蒸気機関車の煙と振動で枯れてしまった諏訪神社の御神木
線路まで伸びた枝を伐採しようとしてその度保線員が死んでいる
国鉄がJRに変わった今でも手を出せずに4000万の費用を掛けて防護壁を作った
いわばJR公認の呪いの御神木・・・
20代の頃によく当たると評判だった成田山の占い師に見てもらった時の事
「アンタは金運も出世運も無いねえ その代わり長生き出来るよ」
「良いものか悪いものか見えないけどとても力の強いものがアンタを護ってる」
「アンタの『気』を使いたいからその何かがアンタを護ってるんだねぇ」
その何かが原因なんだろうか?
呪いの御神木に答えがあるんだろうか?
そして次の週末 諏訪神社にトライクで向かった