安価でSS書くわ #31

31ジャスパー◆3VwoWSjoHw:2015/03/11(水) 20:55:11.58 ID:RPvPCEIS

マスター「はぁはぁ……!」

マスター(しまった、どこに倒れていたのか聞いておくべきじゃった……)

マスター「……ふふ」

マスター(大事な物事を忘れるところなんて、わしそっくりじゃないか……)

ーーーーーーーーーー

ガキ「……」

マスター「あ、あれは……!」

ガキ「……」

マスター「ガキッ!大丈夫か!?」

ガキ「うっ……うぅ……。なんで、てめーが……」

マスター「黙っとれ……。とにかく、わしの店に……」

ガキ「うっゲホゲホッ!……あぁ」

マスター「……」

こんな状況なのに、わしは嬉かった
ガキの手に握られたしわくちゃの写真
背中に感じる、確かな重み

マスター「わしの知らん間に、こんなに大きくなりおって……」

ガキ「……」

マスター「すまんなぁ、もう少しはやく気づいていれば……」

マスター「……ガキ、もう少しじゃ、頑張れ……!」

ーーーーーーーーーー

カランカラン

客「おっおいマスター!そのガキは……」

マスター「……はぁはぁ」

なつみちゃん「大丈夫なの!?はやく治療を……!」

マスター「大丈夫じゃ……。わしの家系がこういうときに食べるもの……」

なつみちゃん「ガリガリ君……。コンポタ味……」

マスター「こうして、細かく砕いて口の中に放り込めば……」バリバリ

ガキ「……うごほォッ!ゲホゲホッ!オゲエェエエ!!」

なつみちゃん「これじゃ駄目……!やっぱりソーダ味じゃないと……! 」

マスター「くッ……!コンポタでは力足らずだったか……」

なつみちゃん「だ、だからソーダ味を……!」

マスター「それは駄目じゃ!ソーダ味は体に与える刺激が強すぎるッ!それにわしが風呂上がりに食べようと……」

なつみちゃん「そんなこと言ってる場合じゃ……」

ガキ「……大丈夫、だ……」

マスター「!?」
なつみちゃん「ガキ!?」

ガキ「俺は、ソーダ味に……耐えてみせる……」

ガキ「だから……構わず……うっゲホゲホッ!」

マスター「クッ……わかった……!」

マスター「頑張れ……!頑張って……耐えてくれぇ!」バリバリ

ガキ「うっウゴオオオアアアアアッ!アアアアアッ!!アァアアアアアッ!!!」

なつみちゃん「ガキ……頑張って……!」

ガキ「アガアアアァァアアアア!!ンギョエエエエアアアア!!」

マスター「……クッ」

頑張れ
頑張れガキ……!


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