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次の日
カランカラン
ガキ「おうジジイ、今日も来てやったぞありがたく思いな」
マスター「……」
ガキ「あ?今日は客いねーのか」
マスター「……お前が来るようになってから客はめっきり減った」
ガキ「けっ、知るかよ。ほら、いつもの寄越しな」
マスター「……」スタスタ
ガキ「ジジイ、トイレ借りるぜー」
なつみちゃん「ちょ、ちょっと……!」
ガキ「あぁごめんなつみちゃん。ちょっとここで待ってて……」
なつみちゃん「……うん」
マスター「あれ……」
なつみちゃん「ガキならトイレよ」
マスター「……」
なつみちゃん「ちょっと!私の声が聞こえないの!?ねぇ!!」
マスター「わしのシコティにでもするかの……」
なつみちゃん「ふっふざけんなあああああ!!!」
ガキ「おう戻ったぞ。ほら寄越せ」
マスター「ちゃんと手は洗ったろうな」
ガキ「2ヵ月は洗ってねぇよ。関係ねーだろ」
マスター「なっ……!?まぁいいわ、ほれ」
ガキ「……」
ガキ「ジジイいい加減にしとけよ。これコーラ味だぞ。俺いつもなんて言ってるよ」
マスター「……嫌なら返せ」
ガキ「けっ……。気に入らねぇなその態度。いつか強盗に入ってやる」
マスター「……」
ガキ「じゃあな」
ドアバタン
マスター「はぁ……」
なつみちゃん「……いや私は?」
マスター「お主、あのガキのなんなんじゃ」
なつみちゃん「私の声聞こえてたの!?なんで無視したのよ!」
マスター「……」
なつみちゃん「また無視……」
マスター「買い出しに行く。お前もついてこい」
なつみちゃん「ついてこいって言うか、私をポケットに入れてくれないと……」