安価でSS書くわ #11

11ジャストパイラー◆3VwoWSjoHw:2015/03/10(火) 14:03:51.10 ID:XKfeMwBx

ガキ「イヒヒヒヒ。今日も頂き頂きィ~」

ガキ「……うんまぁ巨峰も普通にうまいし別にいいんだけどな」

ガキは孤児だった
両親の顔を一度も見たことがない
唯一、血の繋がりがあるであろう男と写った一枚の写真
その男を探し、遠くの街からここまで歩いてきた

ガキ「さぁて今日はどこに遊び行こっかなー」

ガキ「……」

ガキ「なつみちゃんに会いに行くか……」

ーーーーーーーーーー

身寄りのない子供がどうして生きてこれたのか

バイト「どうぞーティッシュでーす」

街中で配られているポケットティッシュ

ガキ「……」

バイト「ありがとうございまーす」

それをもらうのはタダだ

ガキ「……」

ガキ「また会えたね。なつみちゃん……」

ティッシュ「この声は……!?」

ガキ「うん、俺だよ。我慢できなくて、また貰っちゃった……」

ティッシュ「どうして……!?もう会いに来ちゃ駄目って言ったのに……!」

ガキ「どうしても君に会いたかった。ここまで俺を支えてくれたのは、なつみちゃんただけだったから……」

なつみちゃん「ガキ君……」

ガキ「ごめん、いま腹ペコで……。早速、いい?」

なつみちゃん「うん、いいよ。私を、食べて……?」

ガキ「……ありがとう」

ブチッ
なつみちゃん「あぁんっ!痛気持ちいい……!私、破かれてる……!」

ガキ「頂きます」ムシャムシャ

なつみちゃん「ああああんっ溶けちゃううううッ!!!唾液で、唾液で溶かされてるのォォォオオッ……!」

そう、ティッシュは貴重な栄養源であり
ガキの唯一の友達だった━━


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