さて、何から話すべきか #30

30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2021/05/20(木) 17:05:59.84 ID:mgg7h5Km

水浴びも終わり、さていよいよというところで俺は脱ぎ捨ててある衣服からいそいそと貝殻を持ち出した
少しずつユウヒとの緊張の糸が和らぎ、恥ずかしさというものに鈍感になってきたように思う
「勝負の為だったし、ユウヒに似合ってるからこれ返すよ」
正座でちょこんと座るユウヒに向かい合い、耳の中頃にイヤリングをつける
ユウヒは下を向いたままそれを大事そうに手に包んで確認していた

俺は今だに赤面させて下を向き続けるユウヒの肩を掴みゆっくりと地面に倒した
一体どこからこの愛らしい少女を解析するべきかと考える
顔を見られたくないのか片腕で目元を隠すユウヒの姿に情欲をそそられる
上げられた腕によって無防備になった脇が目に入ったので隠匿レベル中くらいのそこにそっと口を近づけた
口づけをして軽く食むとやっぱり脇や横腹は弱いのか小さく甘い声を上げた
でも声を上げるだけでさっきみたいに抵抗はしない
大人しくなった少女に悪戯をしたい俺は、アタマについている耳に手を伸ばした
分厚い本のページをめくるようにさするとユウヒの身体が緊張していくのが分かった
足や手が強張って口から吐息を漏らし始める
ユウヒが反応するたびに俺は自分の心にあるよくない感情が刺激されるようだった
吐息を漏らす口をふさぐと、少し苦しそうなユウヒの鼓動が熱い唾液と共に伝わってくる
何回かキスをしたり頭をなでていたりするとやがてユウヒの目に熱い潤みが溜まっていくのが分かった
だらしなく口を開け、上気したユウヒが一層愛おしく思えたので
その目元からわずかに出た涙か汗のようなものを手で拭っておいた

このスレッドを全て表示


このスレッドは過去ログです。