講談社現代新書は、1年ほど前に (2005年ころ) カバーデザインを一新しましたが、これはたいへん評判がよくないようです。
長年なじんだクリーム色のカバーとはまったく違うので、同じシリーズとは認識されず、売れ行きもかなり悪化したと聞いています。
デザイン的にも まったく つまらないもので、しかも色鉛筆のごとく何色もある色分けの意味がまったく不明です。
たとえば上の写真にある 阿部謹也「『世間』とは何か」 は灰緑色なのに、同著者の「『教養』とは何か」は灰色というように、著者別でもジャンル別でもないようです。
なぜこんな無駄なことをされるのかまったくわかりませんが、旧デザインのカバーには1冊ごとに内容と関係のあるカラー図版がついていたので、コストがやや高かったのでしょうか。
↑ スピン(出版用語で紐のこと) の100倍くらい かかってたのでは?