漠漠(畳語・下を修飾)水(下を修飾)田(名詞・場所)
飛(動詞・倒置)白(下を修飾)鷺(主語・倒置)
陰陰(畳語・下を修飾)夏(下を修飾)木(名詞・場所)
囀(動詞・倒置)黄(下を修飾)鸝(主語・倒置)
こんな感じで、詩の中では平仄の都合や押韻の都合で倒置が起きても良いのだが
(例えば日本語のように主語→目的語→動詞の語順でも全然構わない)
対句のうち片方を倒置したならそれと対になる句も全く同じに倒置しなければいけない
例に挙げた対句は、散文では
白鷺飛於漠漠水田
黄鸝囀於陰陰夏木
などとなるはずだが、実際の対句では語順が並べ変わっていて
しかも二行とも同じように並べ変わっている